COPYRIGHT & RISK

著作権とリスク管理

生成AIで広告をつくるうえで、権利まわりは避けて通れません。 neko punchが実際に守っている運用ルールと、 リスクをゼロにはできない部分を、そのまま公開します。

最終更新: 2026年7月26日
このページの結論

前提として

生成AIと著作権をめぐる議論には、まだ確定していない論点が残っています。 「AIで作ったから安全」でも「AIで作ったから危険」でもなく、 何をして、何をしていないかで実際のリスクは変わります。

このページは法的な保証を約束するものではありません。 当社が日々の制作で何を守っているかを開示し、 御社の基準に照らしてご判断いただくためのものです。

守っている4つのルール

RULE 01

商用利用が認められたモデルのみを使用する

広告制作に使用するのは、利用規約上、商用利用と成果物の商業展開が認められているAIモデルに限定しています。個人利用に限定されたモデルや、出所の不明なモデルは使いません。

RULE 02

特定の作品・作家を狙った追加学習を行わない

特定のイラストレーターや作品を対象としたファインチューニングは行いません。また、クライアント様からお預かりした素材を、他社の制作に流用することもありません。

RULE 03

既存IP・キャラクターに似た表現を避ける

既存のキャラクターや著名な作品を想起させる表現は、企画段階で外します。「あの作品みたいに」というオーダーも、作品名ではなく色調・構図・時代感といった要素に分解して設計し直します。

RULE 04

実在の人物を狙って再現しない

プロンプトに実在の人名を指定することはありません。特定の人物を再現する意図で制作することもありません。ただし偶然似てしまう可能性については、後述のとおり限界があります。

納品物の権利について

納品した広告素材の権利は、通常のTVCMと同様、当社と代理店様・広告主様の共有となります。 広告主様はすべてのメディアで無期限にご利用いただけます。再編集も自由です。

「AI制作だから利用範囲が狭い」といった制限は設けていません。 媒体・期間・二次利用の条件でお困りの場合は、契約段階でご相談ください。

正直に申し上げておきたいこと

上記のルールを守っていても、リスクが完全にゼロになるとは申し上げません。 生成AIは膨大な組み合わせの中から画をつくるため、 意図せず既存の何かに似てしまう可能性を、技術的に完全に排除することはできないからです。

当社の類似チェックは人の目によるものです。 機械的に全世界の著作物と照合しているわけではありません。

人物ビジュアルについても同じです。 実在の人物を狙って作ることはありませんが、 私たちが世界中の著名人を把握しているわけではない以上、 偶然似てしまったものを全て検知できるとは申し上げられません。 気づいたものは差し替えますが、網羅性はお約束できないというのが正直なところです。

そのうえで、企画段階での回避と納品前の確認という二段構えで、実務上のリスクを下げています。 特定の人物・作品との類似を避けたい事情がある場合は、 事前にお知らせいただければ、その観点を制作時のチェックに加えます。

基盤モデルそのものについて

もう一点、構造的な限界があります。 私たちが使用しているのは、Google や OpenAI をはじめとする開発元が提供するAIモデルです。 そのモデルが何を学習したのかを、利用する側が検証する手段はありません。

したがって「学習データに一切の権利侵害がない」ことを、当社が保証することはできません。 開発元が公開している利用規約と説明を前提に、 商用利用が認められたモデルを選んで使う——できるのはそこまでです。

これは当社に限った話ではなく、生成AIを使うすべての制作会社に共通する構造です。 触れずに済ませることもできますが、 発注のご判断に関わる前提だと考えているため、明記しておきます。 そのうえで、当社が制作工程で何をしているかは上記のとおりです。

御社の社内基準で追加の確認が必要な場合は、 納品前に素材を共有し、法務チェックの時間を見込んだスケジュールを組むことも可能です。 そのための余裕をどこに置くかは、 制作の流れのご相談時に一緒に設計させてください。

実在商品の扱い

実在の商品パッケージについては、ラベルの細かい文字など、完全な再現が難しい場合があります。 正確性が求められる商品カットは、実写素材をご支給いただき、 それを活かす構成をご提案することも可能です。

商品の見た目が訴求の中心になる案件では、 オリエン時に「どこまでの再現度が必要か」をすり合わせておくと、 後工程での手戻りを防げます。

AI制作であることの表示について

AIで制作したことの表示は、法令上一律に義務付けられているものではありませんが、 配信先プラットフォームのポリシーや、広告主様の社内基準によっては表示が求められる場合があります。

方針が決まっている場合はオリエン時にお知らせください。制作物への表記対応も可能です。 決まっていない場合も、配信面に応じて確認が必要そうな点はこちらからお伝えします。

よくあるご質問

AI生成の広告は著作権上、問題ありませんか?

商用利用が認められたAIモデルのみを使用し、既存IPへの類似回避、特定作家を狙った追加学習の不実施を徹底しています。ただし生成AIをめぐる論点には未確定の領域もあるため、リスクを完全にゼロにできるとは申し上げていません。何をしていて何をしていないかを明示したうえでご判断いただく方針です。

納品された広告素材の著作権は誰に帰属しますか?

通常のTVCMと同様、当社と代理店様・広告主様の共有となります。広告主様はすべてのメディアで無期限にご利用いただけます。再編集も自由です。

特定の作品やイラストレーターの画風を再現してもらえますか?

お受けしていません。特定の作家名や作品名を指定した模倣は、権利者との関係でリスクが高いためです。目指したい雰囲気がある場合は、作品名ではなく色調・構図・時代感といった要素に分解してご相談ください。

御社のデータで追加学習(ファインチューニング)はしていますか?

特定の作家や作品を対象とした追加学習は行っていません。クライアント様からお預かりした素材を、他社の制作に流用することもありません。

実在の人物に似た顔が生成されることはありませんか?

意図して再現することはありませんが、偶然似てしまう可能性は残ります。私たちが世界中の著名人を把握しているわけではなく、機械的な照合も行っていないためです。制作側で気づいたものは差し替えますが、網羅的なチェックはお約束できません。避けたい事情がある場合は事前にお知らせいただくか、納品時にご確認ください。

使っているAIモデルの学習データに問題はありませんか?

Google や OpenAI などの開発元が提供するモデルを使用していますが、そのモデルが何を学習したのかを利用する側が検証する手段はありません。したがって「学習データに一切の権利侵害がない」ことを当社が保証することはできません。開発元の利用規約を前提に、商用利用が認められたモデルを選んで使うところまでが当社にできる範囲です。これは生成AIを使うすべての制作会社に共通する構造ですが、ご判断に関わる前提として明記しています。

ナレーションの声はどうなっていますか?

商用利用が可能なAI音声を使用しています。特定のナレーターの声を再現することはありません。ご指名がある場合は別途ご相談ください。

費用や納期について知りたいのですが。

制作費用制作の流れと納期のページをご覧ください。

権利まわりのご相談

社内基準に照らして確認したい点があれば、発注前にお聞かせください。 対応できること・できないことを先にお伝えします。